So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

まだ見ぬ夜明け〜絶望の90分 [Jリーグ]

「夢と希望の90分」というキャッチコピーがこの試合の全てを物語っていた。
2014年J1昇格プレーオフ決勝、山形対千葉。
90分プラス4分のロスタイム終了のホイッスルと同時に、緑のピッチには青と黄のユニフォームが同時に倒れこんだ。夢を成就したのは、”青”の山形。image.jpg
絶望に打ちのめされたのは、”黄”の千葉
image.jpg
見事なまでに明暗のコントラストを描きだした試合のスコアは、1ー0。
両チームともこの試合にかける意気込みは、球際の激しさからもスタンドに伝わってきた。
勝敗を分けたのは、ジェフの攻撃の稚拙さに尽きる。

マイボールでも、山形の早いプレスに、前方に蹴るばかり。チームの前身、古河電工の時代から縦へ急ぐ展開は相変わらずだが、蹴る先が相手選手ではどうにもならない。
たまに、ボール保持者に余裕があっても、中盤から無理にドリブルで仕掛けては奪われることの繰り返し。
時折みせるダイアゴナル.ランも、パスの出し手と受け手の2者間でしか行われないため、集散の早い山形の餌食になり、効果を発揮せず。
いわゆるオシム時代に築き上げた、高い位置でボールを奪ってから3〜4人の選手が一斉に飛び出して、複数のパスコースから短い手数でゴールに迫るという概念は完全に失われていた。
FWの森本は、北京オリンピックの頃から言われてきたように、1トップでは機能していなかった。後ろからのフィードが収まらないから、MFも押し上げられない。本人は専ら、裏への抜け出しを意識していたようだが、あいにくDF裏への効果的なボールをを配給できるDFやMFがいなかった。
これでは、オシム時代に1トップだった巻誠一郎の方が、はるかにポストプレーヤーとして優れていたと言わざるを得ない。
攻撃が活性化したのは、後半30分過ぎにケンペスを投入して2トップにしてからだった。何回か、敵ゴール前でセットプレーや絶好のシュートチャンスがあったが、気負いやタイミングのズレから、不発に終わっていた。

また、ボランチには古参の佐藤勇が入っていたが、気の利いた展開のパスやミドルシュートが全くと言っていいほど見られなかった。このポジションには、斜めに大きな展開するパスや引いた敵を崩す鋭いミドルシュートが求められるはずなのだが.
ボランチに代わって、フィードを前線に送ったのは、古参の出戻り組であるDFラインの山口智。しかし、そのフィードもいかんせん精度が低すぎた。

ロンドン五輪でUー23を4位に導いた関塚監督を持ってしても、この程度のチーム力しか授けられなかったのは不思議でたまらない。
試合後の千葉市長のコメントが辛辣だった。「こんなサッカーではJ1に昇格しても仕方ない」
残念ながら、その通りだと思う。

試合後のジェフサイドのコメントからは、敗因に精神面の弱さを挙げるものが複数聞かれたが、それは違うと思う。
組織として守り、攻める戦術で山形に比べて劣っていただけだ。
山形には、ジェフと違って代表経験者や海外リーグ経験者もいない。しかし、そのサッカーは、ハードワークを厭わずに集散を早く、球際を激しく、ボールを奪ってからはすぐに複数の選手がサポートに走る。そうした、ごくごく基本的なことの繰り返しを行っているにすぎない。image.jpg

今のジェフには、欧州チャンピオンズリーグやW杯用の戦術などいらない。求められるのは、J1に昇格するための戦術であり、選手の配置である。
ボールを奪った後に、オフザボールの動きを絡めて攻めをどのように組織的に構築するのか、それにフィットする選手をどうピッチに配置するのか、一から考え直して欲しい。
そうでなければ、この日の”絶望”は明日からの”夢の始まり”にはなり得ないだろう。
前回のジェフのJ2降格をブログに書いてから3年。
夜明けは、いまだ遠い。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

退屈な元日~2014年天皇杯決勝 [Jリーグ]

攻撃力に定評のある横浜マリノス対カウンターの魔術 サンフレチェ広島と近年の天皇杯決勝には珍しい好カード。期待して、最後の国立決勝に望んだのだが、心に浮かんだのは「????」。
試合は2-0で横浜マリノスが勝ったし、流れの中からの1点目とCKからの2点目


と、斎藤・中澤と新旧日本代表コンビの得点、老いてますます盛んな俊輔と、見所はあったように思える。

 でもね、年末・年始とプレミアやCLを見てしまった私には、どうも物足りない。
まず、広島。リトリートして、高萩・寿人の速攻を狙うのはわかるとしても、一体、どこでボールを奪いたいのやら。相手は、平均年齢30歳のおじさん軍団。それが、俊輔を中心に足元から足元へゆるいパスを回しているのに、なぜプレスをかけない。
みているだけをプレスとはいわない。ドルトムントのゲーゲンプレスを見慣れてくると、Jのプレスはスローモーションに見える。彼の地では、もはやプレスは2人で挟んでなどのレベルにはない。少なくともボールサイドに4人が集まって、あらゆるコースを切って、タックルにゆく。しかも、味方がボールを失った瞬間にだ。

そして、マリノス。
80年代のサッカーのように、背番号10タイプの選手がボールを受け、ラストパスを出し、セットプレーも蹴る。俊輔の才能と努力は認めるが、その他の選手はなぜ、マイボールになってもフリーランニングしないの?
オシムは言った。「マイボールになったら、自分のマークを捨ててでも敵ゴールに向かって走り出せ」と。
3人、4人が一斉にフリーランしたら、どれだけ相手にとって驚異かとなるか。
遅攻でも、攻撃のテンポに緩急の差がないため、予測されやすかっただろう。

最後に、広島は寿人と高萩の2枚看板を交代してまで、ロングボールで攻めたが、マリノスのCB2人は崩せずにタイムアップ。

なんかなあ。Jのチームならば、もっとできるのではないの?

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

掟破りの欧州遠征~2013年秋 ザックジャパンの変革 [日本代表]

オランダ、ベルギーと続いた世界トップ10との連戦。
オランダに2-2、ベルギーに3-2と1勝1分は、御の字の結果だろう。
10月の東欧遠征で連敗したときと何が変わったのか?
ずばり、今までのザックJの戦術を起きて破りしたことだと思う。

オランダ戦の2点目、ご記憶の方も多いと思うが、ダイレクト・ワンタッチのパスが6本回っての本田のゴール。おそらくは、ザックJになってからの”The most well-designed play"と言っていいだろう。
この場面で、FW大迫に楔のパスを入れたのはSBの内田だった。
ここに1つのポイントがある。

従来の戦術では、左SBの長友は積極的に攻め上がるが、逆サイドの内田は自重して、CB2人と中央を固めるのが決め事だった。
ところが、この試合では内田も攻撃参加の比重を増やして、あるときはSB2人が同時に攻め上がっていた。
内田のポジションもサイドの上下動だけでなく、中に切り込んでも動きも目立った。
これで、MF,FWに加えて攻撃の厚みが増していた。

それともう1つは、2点目の起点になった遠藤の長いサイドチェンジのパス。
これも、従来は相手のインターセプトを恐れて御法度だったルールだ。

そして、3つめは、大迫の起用だ。
裏を取る動きはうまいが、中央に偏る柿谷を下げて、ポストプレーのうまい大迫をワントップに起用したことで、本田・香川を中心とした中央突破の攻撃に加えて、長友・内田の両翼からのクロスが復活した。
相手にすれば、守備の的が絞りにくかっただろう。

掟破りが3つ重なって、このゴールが生まれた。
ザックは、自ら戦術を見直したのだろうか?
いや、名門クラブの監督を渡り歩いた頑固なイタリア人が簡単に自己否定などしないだろう。
推測であるが、協会の第三者のアドバイスだったのではなかろうか?
そんなことができるのは、ザックを連れてきた原さんしかいないだろう。

これで、閉塞感に包まれていたザックJが再び、前進し始めた。
あとは、セットプレーや連携ミスからのくだらない失点を減らすこと。

それができれば、本大会では、ひょっとしてひょっとするかもしれない。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

2013年UEFA CL 女子決勝 [海外サッカー]

ネットをサーフィンしていたら、ひょんなことからUEFACLに女子部門があって、その決勝が男子と同じ都市で行われるということに気づいた。
今年は、男子がWembly、女子がチェルシーの本拠地のStamford bridgeで5/23に行われるという。

UEFAのネットでは、昨年から決勝のチケットを売り出していたので早速購入。価格はなんと、10ポンド(約1,600円)、男子のチケットの百分の一くらい。
でも、直前のebayでは出品者は分かっているのだろうが、入札者に誤解されそうな出し方をしていて、1000ユーロとかをつけていた。

さて、今年は、日本にも来たフランスのリヨンと長谷部のチームの女子版ボルフスブルグの戦い。

タレントを揃え、ボールをつなぐ戦術で欧州女子サッカーを席巻するリヨンには、日本から大滝あみと大野忍が在籍している。

雨模様の中、試合開始時刻には会場の1回部分のみ埋まっていたので、約10、000人の観客か。
昨年のロンドン五輪決勝では、Wemblyが埋まったのに、まだまだ女子サッカーは認知されていないのか。

会場周辺には、親子連れや日本人観客の姿もあった。

さて、試合は、右のトミスの爆発的な突破力とFWシェリンのシュート力を中心にリヨンが攻勢にでる。

ボルフスは、ドイツ代表と違って、守備ブロックを下げて、ボール際を厳しくして、ミューラーの速攻にかける戦い方で対抗した。

試合経過とともに、苛立つリヨン。美形で有名なメシブも厳しいマークに前を向いてボールをさばけない。
こうなると、来日してINAC神戸と対戦したときと同じように、リヨンの悪い癖がでて、相手の脚を削るプレーがではじめる。

こうした関節FK「を活かして、ボルフスは敵PAでPKを獲得。
ミューラーが真ん中に決めて、1-0のまま試合終了。


残念ながら、1点を追う展開だったが、大滝の出番はなし。
大野はベンチ外とイマイチ、監督の信頼を得ていない様子。
大滝は、試合前の練習では周囲に溶け込んで楽しそうにしていたので、残念だったが。


おもしろかったのは、試合終了後の様子。ドイツ側は、何人もの選手がフェンスを乗り越えて観客席に乱入、観戦していた家族や友人とハグ、ハグ、ハグ。


そして、表彰式では負けたリヨンの選手が、何人か小さい子供を抱きながらメダルを受けていた。
トミス選手の子供は、目がくりくりっとした黒人でかわいかったです。

それと、メシブ選手がアイラインを引いていたのはびっくり。

試合中も化粧しているのですね。

男子の試合にない、アットフォームな雰囲気を感じました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

勝った者が正しいのか?~2013年UEFA CL決勝 [海外サッカー]

 試合終了のホイッスルと同時に、緑のピッチに倒れこむ黄色のユニフォーム。一方、歓喜の輪を作る赤いユニフォーム。対象的なエンディングだった。
はたして、試合に勝利した赤いユニフォーム・バイエルン・ミュンヘンがすべて正しかったのだろうか?


Wembleyスタジアムのニュートラルの席から、その様子を眺めながら考えた。

いや、自分なら、黄色のドルトムントに凱歌をあげる。
少なくとも、今後のサッカーの進歩について論じるならだが・・・
その思いは、敗戦にもかかわらず、終了後にドルトムントに送られた数万の暖かい拍手が代弁してくれた。
そこには、贔屓のチームだからという以上に、サッカーの進むべき道筋を見せてくれたチームへ感謝の意味が込められていたように思う。

試合は、前半からドルトムントが攻勢に出た。少なくとも3回のビッグチャンスがGKノイアーのビッグセーブに阻まれなければ、その後の展開も変わっていたかもしれない。

相手ボールになった瞬間、ボールサイドで味方がほぼマンツーマンでパスコースを潰す。
多い時には4人もの選手が参加してだ。
当然、相手はパスの出しどころを失い、拾ってのショートカウンターとなる。
ここまではバルサの戦術に似ているが、ボールダッシュからの攻めが実に早い。
横パスやバックパスはまず、選択肢にない。
狭いボールサイドで細かくつないでいるあいだに、第三のフリーの選手を作り、そこにパスを出して突破する。
または、パスと見せかけてドリブルで相手を置き去りにする。
とにかく、速く前に突進する。
従って、あっという間に敵陣で数的優位を築けるから、プレミアのチームのように大外からのクロスで決めることは少ない。
また、DFとFWラインは常に20から25mを保って、攻めも守りの選手を孤立させない。

もっとも、ボールサイドに人を過度に集めてボールダッシュする戦術だから、それも当然の帰結か。
トップ下で香川の後継者であるマリオ・ゲッツェがベンチ外だったのに、それを感じさせない戦い方。
ユルゲン・クロップという若い監督、将来が楽しみである。
ドイツでは、この戦術を名づけて”ゲーゲンプレス”と呼ばれている。

一方、バイエルンはここ数年の課題だった守備力のあるボランチとセンターバックを補強してうまくチームを作った。ハイプレスは、ドルトムントと同じ発想だが、むしろ縦パスや長いパスを多用して、ロッペンとリベリの突破力・決定力をうまく生かしていた。
この試合も、ロッペンとい強大なこの力で2点を奪っている。


今回の決勝は、年に数回も対戦している互いに手の内を知っているチーム同士だから、ロースコアのつまらない試合になると思っていたが、そんなことはなかった。
むしろ、1974年クライフ率いるオランダの集中守備からの速攻を彷彿させてくれるような ”ゲーゲンプレス”を見れたことで幸せな気分に浸ることができた。


サッカーの世界では、強い者が勝つとは限らない、勝った者が強いのだといわれてきた。
だが、今日の試合は、後世振り返るなら、サッカーの進化のターニングポイントになった試合だったと言われるような気がする。勝者バイエルンは記録に残るだろう。
だが、記憶に残るのはドルトムントだ。

試合後に上がった花火はきっと、サッカーの進化に対しての祝砲ではなかろうか?

日本代表 コンフェデ杯惨敗を受けて


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

ペナルティエリア内の掟 [日本代表]

0-4と負けたブラジル戦で、ひとつ気にしていたルール上の問題点が出た。
今野のハンドでPKをとられた場面だ.。
主審の判定に珍しく食い下がっている姿からもわかるように、あのハンドは故意ではない。
カカの突進を止めるためにスライディングしたところ、カカの足元からこぼれたボールが偶然、今野の地面についた手にあたったと考えるのが普通の場面だった。

このペナルティエリア内のハンドのジャッジこそ、サッカー界の抱える最大の問題点ではなかろうか?

プレミアリーグをTVで観戦していて、たまにカメラがFWに相対するDFを後ろから撮っている絵がでる。
その際に気付くのは、DFが両手を後ろに回していることだ。なぜか?
それは、故意ではないにせよ、FWの蹴ったボールが手に当たってPKを取られたくないからだ。
こんな馬鹿げたことがあるだろうか?
サッカー選手は、俗に小指一本で体のバランスをとると言われている。
FWがPA内に入ったら、タックルも体のバランスをとるための自分の手も利用できないということか。


私の知る限り、サッカー選手が手を使わずにプレーしたのは、メキシコW杯当時の西ドイツのベッケンバウアーだけだ。彼は、肘の脱臼でやむなく、包帯で腕をつっていたのだが・・・

FIFAでは、PA内の守備側選手の反則レッド+PKをPKだけに変更する検討はしているようだが、このPA内のハンドの問題も議論を深めてほしいものだ。
先般のロンドン五輪女子サッカー決勝のアメリカ選手のハンド、あるいはカナダ戦の熊谷のハンドの両方ともおとがめはなかった。どちらも、先週の故意は感じられなかったためか?
とすれば、審判のジャッジに統一感がないことになる。

個人的には、UEFA CLで採用されているゴール裏の第4審判に、PA内ハンドの有無ジャッジもやらせるべきと思うが。
そうしないと、掟破りのダイビングと並びDFの手を故意に狙ったキックなどが流行りかねない。
PA内の攻防こそ、サッカー最高の醍醐味と思うのは私だけだろうか。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

11年目のリベンジ~C’eat la vie,10.12対フランス戦 [日本代表]

今野がCKからのこぼれ球をとって、ドリブルする。10m、20m、30m、50m。
この光景を見ていたフランス人は、きっと98年W杯決勝ブラジル戦のフランス3点目のシーンを思い出したはずだ。
カサにかかって点をとりにくるブラジルを一丸となって守るフランス。と、CKのこぼれ球がデュガリーの足元へ。一気に加速してブラジル陣内へ、10m、30m、そして3-0とするプティのゴール。この瞬間、フランスのW杯初優勝が事実上決まった。

だが、今回は自国のゴールではなく、awayチーム日本の決勝点となったことが決定的に違っていた。
今野の両脇を駆け上がる長友と香川。スルーパスが長友へ、そして折り返しを香川が滑りながらゴールネットへ。日本1-0。

デシャンが天を仰ぐ。
ああ無情!Les Miserable!
フランスは試合に勝って、勝負に負けた。

話は11年前にさかのぼる。
2月のサンドニ、冷たい雨が降る重馬場のコンディションに加えて、国内組主体だった日本代表はオフ明けで試合勘やフィジカルも低いまま試合に臨み、0-5の惨敗。
いや、コンディションの問題よりも彼我の実力差が真の原因であった。
個々の技術、プレスのかけ方、ピッチにスベル選手が続出したフィジカルの差・・・
まるで、大人と子供の試合を見ているようだった。
中田英や俊輔、名波らを擁して史上最強と呼び声の高かったトルシェ日本が、一杯地にまみれた瞬間だった。

試合後に、ジダンが中田英の頭をなでているのをみて、上から目線を感じたものだった。
もし、ジダンが中田に呟いたとしたら、”C’eat la vie”(これも人生だ)だろう。

そんなサンドニの悲劇の仇を見事に取ってくれたザックジャパン。
しかも、引いて守って耐えるだけでなく、ときにはDFラインを高くして前線からプレスをかけ、速攻の刃を研ぎ澄ましながら、その一瞬に備えた試合運びのうまさ。

前半、あれだけ守りに奔走されながら、後半最後の最後で50mもの距離を駆け上がれるフィジカルの強さ。
ゴールラインまで5mしかないのに、DFを振り切りトップスピードに加速して正確なクロスを上げる技術。
高さを捨てて速さに賭けてゼロトップに修正した戦術。
そして、1-0で逃げ切れるしたたかさ。

たとえ、親善試合であっても、敵のホームで世界トップ10程度の国を負かすことは容易ではなかったはず。

11年の歳月が日本サッカーを強くしたとの思いを強く持った。
正しい指揮官に正しい選手、正しい戦術の選択と、強化の方向性は誤っていなかったのだと。

みたか、Les Blue。
サムライブルーの方がより輝いて見えたぞ。

C'est la vie!!!!!!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

日本代表の弱点~W杯最終予選 イラク戦 [日本代表]

スタンドの最上部からイラクの布陣を見ていて、なるほどな、ジーコにしては珍しく考えたなと思った。
ブラジルW杯最終予選の日本代表対イラクの試合だ。敵将は、かつての代表監督のジーコだ。

イラクの布陣は4-2-4に見えた。両ワイドは極端に外に張り出しているのは、日本の長友と駒野の上りを牽制するためだろう。そして、中央のFW2人は、攻めよりもむしろ、遠藤・長谷部の両ボランチに前を向かせてパスを出させないことを役目にしているようだった。

G予選のウズベキスタンもそうだったし、なでしこの場合も同じだった。中盤からパスを回させれば、今のアジアでは抑えられるチームはいない。だから、その源を断ち、かつ高い位置でボールを奪ってショートカウンターで日本ゴールに迫まれる。一石二鳥の戦術だ。

余談ながら、ドイツW杯のときに、ここまでの戦術を披露してくれていれば、オーストラリアに無残な敗北を喫することもなかったろうに。

しかし、試合は1-0で日本の勝利。
その要因は、ボランチからゲームをつくるのではなく、この日切れ切れの状態だった両サイドの長友、駒野が起点になったことだった。
ここでボールを落ち着かせて、岡崎や清武が絡んで相手を崩してゆく。
これがハマった。

今後の中東での予選でも必ずや、敵チームは同じ狙いでくるであろう。
今日と同じようにサイドで起点が作れればよいが、そうでなければ・・・

案外、日本代表の最大のストロングポイントが最大の弱点になるのかもしれない。。。
高齢者の域に入った遠藤と、ドイツで試合に出ていない長谷部のコンディションはあがらない。
こえまでにも家長、阿部勇、橋本、細貝・・・後継者は、何人も試されたが合格者はでていない。


さて、どうするザック。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

吉田さん そのやり方では世界に勝てない~ヤングなでしこ [日本代表]

U-20準決勝でドイツに0-3と敗れたヤングなでしこ。
前半開始から20分で3失点、自らのミスがらみばかりの失点。
後半は0-0で盛り返したとのメディア報道だが、実態は違う。連日の夕刻開始の試合で疲れていたドイツが、堅守速攻の省力モードに切り替えたこと。そして、おそらくは大勝しては との開催国への配慮が原因だろう。

まれにみる完敗だったが、フィジカルの違いと断定するメディアもあったが、それ以上に組織の完成度の違いが敗因だったと思う。ドイツの戦術はこうだ。
日本のパスの出どころのボランチにプレスをかけて奪ったらば、ショートカウンターでシュートへ。
遅攻のときは、早めのダイレクトパスによりサイドで数的優位を作って崩す。

そして、それらは、事前に対策の出来た内容だった・・・
従って、選手のミスを責める前に吉田監督の方針を責めたい。

報道では、U-20の世代の技術は世界的にもきわめて高い、そして、この世代ではまだ組織的な戦術よりも自由にプレーさせた方が伸びる。5-3くらいのスコアで勝ちたい。
と吉田監督はコメントしたことになっている。

私は、以下の理由でこの意見に真っ向から反対だった。
1.ヤングなでしこは、組織的な戦術を教授されるべきだった。
教えてもらっていないから、このようなことがピッチの上で起きていた。
攻めている時の味方へのサポートの少なさまた、サポートのなさ。
サイドでキープした時の後ろから追い越す動きの少なさ。
マイボールになってから、前線のFWの動きも確認せずに意味もなくすぐドリブルをする動作。これは、男子の代表にファルカン監督のときに採用してさんざン批判されていたのと同じだ。

2.サッカー選手の技術は、男子でいえば20歳までに取得して、戦術理解は、20歳から23歳くらいまでに習得していないと国際試合では使えないと言われている。女子に置き換えれば、さらに若くなるのだろう。
すると、今回のチームの年代で戦術を覚えなければいつ覚えるのだろうか。

3.トーナメントで勝ち抜くには、まずチームの土台は守備から入るのが通常の考え方。
なでしこジャパンも、特にサイドハーフの攻撃を多少犠牲にしてでも前線からのプレス、センターDF2人のコンビで失点を抑えて、W杯と五輪で好成績を残した。
ところが、ヤングなでしこは点の取り合いで勝つ手法を選択した。
弱い相手ならそれも可能だが、ドイツ、アメリカクラスではそうは行かないのは分かっていたはず。

センターDFのギャップができるラインの作り方や、カバーの動きがない故のスピード、高さへの対応の未熟さ、サイドDFの裏を簡単に許す動きを見ていて、非常に不安を覚えていたのだが、現実のものになってしまった。

3位決定戦に回ることになったのだが、今一度思い出してほしい。
この大会は親善試合ではなくて、唯一無二の真剣勝負の場であること。
持ちかえってほしいのは、「よくやった、感動をありがとう」の言葉ではなく、勝利であることを。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

ヤングなでしこ 新発見~柴田華絵 [日本代表]

試合終了のホイッスルとともに、テレビカメラがピッチに乱入して、この日2得点の柴田よりも1得点の田中陽子に向かったのはご愛敬だった。

だが、この日のU-20ベスト8韓国戦のヒロインは、まぎれもなく柴田だった。
西川のスルーパスに抜け出てGKの鼻先でボールに右足でタッチ。
そのままゴールへ流し込んだ。
GKがクリアしようと足を振ったのは、ボールが目の前を通り過ぎてからのように映った。
それぐらいの柴田の俊敏さだった。

そして圧巻は、同点にされた後、ゴール前20m付近から効き足でない左でのミドルシュート。
ボールは、ポストの内側に当たってゴールへ。
日本女子が最も不得意とする、パンチの利いたミドルシュートだ。

柴田華絵20歳 浦和レッズレディース所属 福岡県神村学園出身
今大会の新鮮な発見だった。

153cmの華奢な体でスピードだけが取り柄と思ったが、ももを高く上げながら突進するそのドリブルの重厚なこと。
スタンドで見ていて、往年の名選手を思い出した。
かつてのオランダ代表のルート・フリットのようだと言うとほめすぎか。
どちらも、ドリブルに独特なリズムがある。
ももを高くあげて、はずむようにボールを前に運び、相手が前にいようがなぎ倒すような力強さを持つ。

なでしこジャパンに欠けているのが、こうしたプレーヤーであることは前稿で述べた。

20歳とまだまだ伸びしろがある年代。
とかくビジュアルが話題のヤングなでしこだが、こうした新発見にメディアも注目してほしいものだ。

早く、なでしこに進級してメディアとお姉さんたちを驚かせて欲しい。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ
前の10件 | -
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。