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Anfieldに差し込む一条の光~King Kenny is back [海外サッカー]

終わってみれば、3-1。

今季FAカップも含めて2敗しているプレミア首位にホームで土をつけたレッズ。
YNWAを歌うサポーターの顔がいつになく、晴れ晴れしている。ホジソン監督のときと違い、試合中も10分に1回チャントが響いた。「チャ、チャ、チャ、ダルグリッシュ」と。


2011年3月6日(日)リバプールFC対マンチェスターユナイテッドの試合をAnfieldで観戦してきた。

ケニー・ダルグリッシュ59歳、スコットランド生まれ。選手として、レッズで優勝8回、監督として6回。
まさに、Legend中のLegend。現場を離れて10年、サポーターの熱烈な声に応えて、1月末に監督として復帰、その後は1敗しただけで、順位もボトム3から6位まで上げてきた。



戦術的には、ホジソン時代と違い、DFラインを高く保ち、選手間の距離を短くして、ショートパス中心に相手ゴールに迫るやりかたに変更。サイドの大外から、相手DFの待ち構えるペナルティエリアにクロスの放り込み、不調のトーレスに得点のすべてを負わせる攻めから大きく転換した。

特に、この試合で目立ったのは、スアレスが見せたゴールエリアに斜めに突き進むドリブル。
3点のうち、2点はそのこぼれ球をカイトが押し込んだもの。
彼のプレーを観ていると、80年代にプラティと一緒にフランス代表で活躍したロシュトーというウイングに似ていると思った。当時のあだ名が「うなぎ」、するするとDFの間を抜いてゆくスタイルだ。


それに、相手を上回る気迫・ギャラが―が後半に、ナニに見舞ったタックルは通常なら一発退場だと思うが、それも含めてチーム全体で、強豪に立ち向かうハートが全員にシンクロしていた。
あのタックルで、熱くなりすぎたラファエルや、ルーニ―に代表される不思議に冷静すぎたメンバーなどマンUのチームには温度差があった。

さらには、ケニーに監督が代わってから、ケリー等ユース育ちの若い選手を登用し始めている。
これは、ベニテスやホジソンの結果のために切り捨ててきた選手起用を見直してものだ。
気のせいか、ジェラードの動きにも切れが戻ったようだった。


サポーターにとっては、うれしい限りだろう。


Anfieldは、試合途中から晴天に恵まれ、明るい光がピッチを照らしていた。
あたかも、レッズの未来のように。



 
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