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二人のシャビ~09エルクラシコ観戦記3 [海外サッカー]

 今日対戦した2チームにはシャビの名前を持つプレーヤーが2人いる。レアルのシャビ・アロンソ(28歳)とバルサのシャビ・ヘルナンデス(29歳)だ。ちなみに、2人に親戚関係にはない。

勝負の行方やロナウドやカカのスター選手の動向もさることながら、この2人が実は両チームの心臓ではないかと注視した。
アロンソのポジションは、4-4-2の2ボランチの一角。一方、ヘルナンデスは4-3-3の右MFとなっていて、試合中も2人のマッチアップはいたるところで見られた。

アロンソの特徴は、パスの受けどころに狙いを定めたインターセプトと取ってからの左右へのミドル、ロングパスによる展開。これはスペインリーグでも、他に類を見ないプレースタイルだ。おそらくは、レアル・ソシエダからリバプールに移籍してUEFA CLのタイトルを獲得する過程で身に着けた技だろう。

そして、ヘルナンデスはコマネズミのように動き、ショートパスでメッシ、イニエスタとのパス交換、最後はゴール前にまで飛び出す動きが特徴だ。パスしたあとに必ず2~3mポジションをずらして、パスの受け場所を確保している。また、後ろからのパスには、体を半身にしてトラップしているから、簡単に攻めに転じられる。
こちらも昨年のUEFA CL獲得に大きく貢献したことは記憶に新しい。
古くは、小野伸二たちが世界ユースで準優勝したときの決勝の相手スペインにいた。当時は、日本のGKの反則からのFKを直接決めた憎いやつではあるが、バルサのカンテラから順調に育ってきて今が旬である。


この試合の決勝点はD・アウべスからズラタンへのアーリークロスから生まれたことは書いた。そこに、直接この2人は関わっていない。だが、この2人の優劣が勝敗を決したと私は思う。
最後まで疲れ知らぬ動きを続けたヘルナンデスに対して、試合後半、ややプレスが甘くなったアロンソ。
そこをバルサが突いてきた結果が1点となったのではないか。

いずれにせよ、この2人が現代のサッカーにおける代表的なMFであることに変わりはない。

押しては引き、引いては押しの2人の動きは、まるでチェスの駒の動きのようだ。
この駒には最高の技術とハートが宿っているのだが・・・

私は、この2人のスペインの至宝に呼び名をつけてみた。
”ロングキル”のアロンソと”ショートキル”のヘルナンデス。

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理屈が通るなら・・・~09エルクラシコ観戦記2 [海外サッカー]

 「理屈が通るなら、今日はバルサが勝ちます」

クラシコ開催の当日朝参加した、オプショナルツアーで出会ったガイドに予想を聞いた際の返事だ。
この一言で、私は彼の言いたいことがわかった。
つまり、バルサの方がUEFA CLで昨年優勝したように戦術面でレアルを凌駕しているのだから、順当に戦えば勝てるということだ。一方のレアルは、C・ロナウドやカカ、シャビ・アロンソなど世界的な選手を金に糸目をつけづに集めてリーガ開幕に臨んだ。戦術などをあって無きがごとく、個人の力だけでここまで勝ってきたといわれている。

2009年11月29日 日曜日夜 19時30分 第159回目のクラシコがキックオフ


打ち合いになってバルサの圧勝ではとの戦前の予想を裏切り、どうやら守備対守備の戦いとなった。
3ラインをきれいに揃えて、バルサの細かいパス攻撃をプレスで寸断するレアル。
楔のパスが前線に入らず、メッシの個人技に頼るだけのバルサ。
どうやら、今日は競り合いになりそうな気配。

最初の決定機は、前半20分左サイドのC・ロナウドが抜け出してのシュート、かろうじてバルサGKバルデスが足だけでクリア。


この試合唯一の得点は、後半アンリが退いてズラタンが入った5分後に生まれた。
メッシが、右から中に切れ込むフリーランニング、つられてできた右のスペースをD.アウベスがすかさず突く。
ピケのパスをノールックで、アーリークロス。
ファーに走りこんだズラタンにドンピシャリと合って、左足インサイドのボレーでゴーール。
さすがの聖イケルも防げず。


まるで、どこかの国の代表に見せてあげたいようなきれいな得点だった。

その後は、レアルは、故障明けのロナウドに変えてベンゼマ、かつてのエースであるラウルを投入するも、
プジョルとピケのDFの壁を崩せず。
ドスンというシュートの音の後には、必ずといってもよいほどバルサCBのプジョルとピケが倒れるシーンが続く。

メッシに1回、レアルに1回、GKとの1対1の決定的チャンスが訪れるも、バルデスとカシージャスがセーブして
タイムアップ。

有名なバルサの応援歌が9万8千人のフルハウスに轟いた。


はたして理屈が通ってのバルサの勝利だったのだろうか?
最少得点差ではあったが、90分間肩の力が抜けない緊迫した試合だった。
戦前の個人技頼みのレアルという予想は捨てなくてはならない。
8月に開幕してわずか3ヶ月でここまで組織的守備を気づきあげるとは、さすがぺジェグリー二。
あとは、カカと周囲の連携を深めれば、来年のクラシコでは勝敗が逆になる可能性さえも感じた。

しかし、5月に08/09UEFA CL決勝で攻撃力で挑んだマンUが完膚無きまでに叩かれた影響か、バルサに勝つには、もはや守備から入るしかないのかという印象だ。
同準決勝で、ヒディング(当時)監督のチェルシーが専守防衛で臨み、あと1歩までバルサを追い詰めたのは正しい戦術だったのかもしれない。
それこそが、正しい理屈かも。。。
http://www.youtube.com/watch?v=1sUpcUW0qVU
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ビバ!カタルーニャ~09エルクラシコ観戦記 [海外サッカー]

 サンツ駅からホテルまでのタクシーの中で、運転手がつたない英語で話しかけてきた。
「明日の夜はサッカーの大一番があるんだ」
私のバルセロナ訪問の目的が、その試合の観戦であることは隠して言葉を返した。
「エルクラシコ」
畳み掛けるように、「あんたはバルサのソシオのメンバーかい?」
運転手「いや、高すぎて入会できない」
次の質問「明日は、バルサとレアルのどっちが勝つかな?」
運転手「I am カタルーニャ


ご存知の方も多いと思うが、バルサとレアルの年2回戦うエルクラシコの期限は、1960,
1970年代にフランコ総統がマドリッドに首都を置き、バルセロナのあるカタルーニャ地方を徹底的に弾圧した時代があった。政治力や資金力で劣るカタルーニャ地方の人々の向けた矛先がマドリッドを代表するレアルマドリッドであった。白い巨人を倒すことで鬱憤をはらすことこそが生きがいとなった。
1979年にフランコが死去してからは、政治色は少なくなったが、いまだにリーグを代表する2チームの戦いは酢スペインにとどまらず、全世界に興奮するサポーターが多い。

この歴史を知っていただけに、思わず「si」と言ってしまった。
彼の答えは、シンプルではあるが、歴史が凝縮されていた。
バルセロナの思い出に浸るとき、きっと今後も、それは私の記憶に永くとどまるであろう。



<追記>
聞けば、11/29はバルサの創設110年に当たる記念日とのこと。そういえば、あとからテレビを見て気づいたが、
試合前のカラーパネルはそう書いてあった。
ちなみに、その元になったカラーパネル(実は紙)をご参考までに掲示しましょう。これは、各席に用意されていたのだが、試合前の雷雨で汚れてしまった。


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