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2012ロンドン五輪最終予選バーレーン戦~Oneトップの罠 [日本代表]

試合開始直後の日本の布陣をみて、おやっと思った。
FWは大津のOne トップで、MFに左から原口、東、清武と並んでいた。
今回の予選で召集できた2試合では大津は、サイドMFでボールに多く触ることでチャンスメークしていたことからすると「?」が頭に浮かんだ。
2012年3月14日国立競技場。

案の定、後方からの楔のパスが大津に収まらない。大津自身は、手を挙げて必死にボールを呼び込み、DFの裏にフリーランを何度も見せていた。しかし、肝心なところで、相手DFの圧力で自身のトラップが流れたり、裏を取れる場面で味方のパスがでてこなかったりとかみ合っていなかった。
ボールがFWに収まらないから、MFも飛び出せない。
こうして、前の方の選手の動きが減少していった結果、せっかくボールを奪っても、MFがパスの出しどころに窮して、横や後ろにゆっくりとボールを回すシーンが増えていった。
前半を観る限り、Oneトップが機能しているとは言い難い状態であった。

なにやら、先般のフル代表。ウズベキスタン戦の録画テープを観るようであった。

震度5の地震の起きた後半10分過ぎになると、バーレーンの動きがやや鈍ってきたのか、日本のワンタッチ、ツータッチのパスがようやく回りだす。
ピッチをワイドに使ったパス回しにより、サイドでも左の比嘉、右の酒井のポジションが高くなってきて、攻撃参加の回数が目立ち始める。

そして、電光石火の1点目がネットを揺らした。
原口が比嘉とのパス交換から左PA奥深くに切れ込み、マイナスにクロス。
3列目から扇原が長躯して、利き足と逆の右インサイドでジャストミート。
見事にネットを揺らして、日本に歓喜の輪ができた。

日本の攻勢が続く中、同様な形で、今度はMF東が左PA奥に切れ込み、DFとGKの間に高速クロスを放つ。大津がDFともつれてつぶれ、ボールは右サイドに。
ここに清武が2列目~飛び出してきて、インステップでズドン。
再び、ネットが揺れた。

こうして日本の5大会連続の五輪出場が決まったのだが、改めてOneトップは今後の戦術も選択肢に入るのかと考えさせられた試合内容だった。

現在、欧州のクラブチームでもFWはOneトップ、サイドMFに快速ウイングタイプか技巧派タイプを配するのが主流になっている。
しかし、OneトップのFWにボールが収まらないと、チーム全体に前への推進力が失われ、攻撃が途端にトーンダウンしてしまうのはどこも同じだ。
Oneトップでは、ボールの受け手は1人。相手DFも的が絞りやすいため、FWがよほど屈強なタイプでない限り務まらない。これがいわゆるOneトップの罠である。
日本のフル代表でもOneトップの人選に苦しんでいる。ハーフナー、李、前田と誰も決め手に欠ける。
U-23にも指宿という隠し玉があるが、チームにフィットするかは未知数だ。
一方、本戦出場の強豪国には、屈強なDFが並ぶだろう。

それなら、いっそのこと、一時期ローマFCでスパレッティ監督が成功した零トップを採用してはどうなのか?
MFに6人並べて、ショートパス主体で2列目から奔放な飛び出しを攻撃の軸とする。
さらに、サイドDFのオーバーラップで厚みを加える。
U-23のメンバーのスキル、ストロングポイントを考えると、ベストの戦術に思えるのだが・・・

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