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ドイツが陥落した日~EURO2012準決勝 [海外サッカー]

今大会は、UEFAのプラティ二会長はじめ多くの人がドイツ対スペインの決勝対決を期待していた。
4年前、ウイーンのエルンスト・ハッぺルスタジアムで0-1ながら、スペインに完敗したドイツ。
その後、平均年齢24歳の若いチームは、レーブ監督に率いられ、経験を積んできた。そして、リベンジのチャンスを得たという筋書きだ。

死のグループも3戦全勝で乗り切り、16チーム中最も組織が熟成していると評価も高かった。

ドイツ対イタリア試合開始

ドイツの出足が遅い、特にマリオ・ゴメスは動けずボールが収まらない。
エジルも前の試合までの躍動感に欠ける、消えている時間が長い。
せっかくイタリアからボールを奪っても、2本目の縦へのパスがつながらない、あせっているのだろう。

どうも、イレブンのうち7名を占めるバイエルンミュンヘン勢に疲れが見える。
無理もない、5月の中旬までCLがあって、おまけに決勝があのような形で敗戦。
フィジカル的にも精神的にも疲弊していたのだろう。

加えて、GLが死の組に入ってしまった。3戦全勝とはいえ、決して楽に勝ったわけではない。
レーブがベスト16でFWを好調だったゴメスからクローぜ、ミューラーに変えたのは、その辺を考慮してのことではなかったか?
準々決勝からは中5日、一方のイタリアは中3日。本来なら、逆になるはずだが。


1点目、カッサーのが2人のDFをかわしてクロス、ドンピシャにバロッテリがヘッドでゴール。
ドイツが取り返そうと前掛かりになったところを、中盤からバロッテリにロングパス。
うまく裏をとった”スーパーマリオ”バロッテリは、これを豪快に蹴りこんだ。

ハイプレスからのカウンターの精度で上回ったイタリアが終了間際のプレゼントのような相手PKだけの1点に抑えて試合終了のホイッスル。


今大会のドイツは、ここまで”卒なく”勝ってきた。爆発力はみれないが、全員が攻守に連動して動く。
思えば、大会前から前評判が高すぎた。
レーブ体制になって初めての大舞台EURO2008では、がむしゃらさ、ひたむきさが目立った。
特に準決勝のトルコ戦などノーガードの打ち合いも辞さず、チャレンジャーでぶつかっていった。
だが、今大会はそうした強引さや相手に襲いかかるような荒々しさを感じなかった。
どうも、イレブンになんとなく、決勝でスペインに当たるまでは力をセーブしようという思いはなかったか。
ピークを決勝に合わせていたでもなかろうに。

ゴメスが好調なのにギリシャ戦の先発をはずれたとき、彼に納得のいく説明はあったのだろうか?
対象的に、スペインはトーレスが途中出場ばかりながら3点で得手王。決勝で彼が得点を決めた直後、ベンチから控え選手もでてきて抱きついていた。まさしく、チーム一丸の象徴だ。
だが、ドイツには・・・

1998年のW杯でマテウスなどベテランを多用しUNDER38と揶揄されて敗退してから、クリンスマン→レーブが若手でスピードも技術もある選手を集め強化してきた。
その方向に誤りはない。そして、ドイツ国内でも、反対から賛同の声が増えていた。
これが、モチベーションをそいだのではないか。
まだ、チャンピオンではないのに、もう頂きに達せると勘違いしたとしたら?
あるいは、負けることが怖くなって一歩の足がでなかった?

驕れる者久しからず。
2012年6月28日、ドイツが陥落した日、

再び這い上がってきてほしい。頂きを目指して。皆がドイツのような魅力あふれるチームを待っている。


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ポーランドで一番有名な日本のサッカー選手は? [海外サッカー]

クラクフで、メレックスカーに乗って市内観光していたときに、ドライバー兼ガイドから聞かれたのが、表題の質問。


当然「カガワ」と答えたら、NOと言われ、

まさか「NAKATA?」

これもNO。

正解は「TSUBASA」だって。

ツ、ツ、ツバサ??

もしかして?大空 翼のことか。

彼が言うには、ポーランドはベルリンの壁が崩れるまではソ連のTVが2chあっただけ。
どちらも、いわゆる政府のやらせ番組ばかりだった。
そこに、1989年以降西側からいろいろなTV番組がはいってきたのだが、一番子供たちに受けたのが日本のアニメ。
その中でも、もともと国民的スポーツのサッカーをテーマにした「キャプテン翼」は男女問わず、絶大な人気を誇ったらしい。
ガイドいわく、ポーランドで翼を知らないやつはモグリだって。

昔、ロナウジ―ニョやバルサの選手がキャプテン翼のファンだって聞いたことはあったが、いざ自分で見聞してみると、その偉大さがわかる。

日本代表より早く世界を制しましたね。高橋先生。



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トップを狙え!~EURO2012 に見る新戦術 [海外サッカー]

 スペイン4-イタリア0、EURO決勝史上最大の点差をつけてスペインの連覇に終わった今大会。
はでな撃ち合いよりも慎重な戦い方を選ぶチームが多かった大会だったが、戦術的な話題としてはFWの枚数の話に行き着く。
ここ数年の欧州サッカー界の流行は、屈強なワントップにボールを預けて得点を狙う形だった。しかし、スペインの零トップを採用し、イタリアが2トップに王政復古したことで、改めてトップの枚数に注目が集まった。


スペインは、ビジャの負傷による不参加、トーレスの不調によるお家の事情によるものだったとはいえ、零トップを実にうまく使いこなした。
零トップの前提には、2列目から飛び出せるMFがいること、大外からのクロスではなく、PA深くまで切り込めるドリブルの名手がいることがある。
スペインにはそのどれもが当てはまった。
決勝の1点目などはその典型だろう。
セすくがイタリアDFの裏に飛び出し、イニエスタがそこにスルーパス。パスを受けた後、斜めにゴールライン際までドリブルで切れ込み、マイナスのクロス。ダ・シルバがニアに走りこんでヘッドでゴール。至近距離からの強烈なシュートに、さすがのブッフォンもどうしようもなかった。

対するイタリアは、バロッテリ、カッサーノの2トップ。
技巧派のカッサーノが左右に流れてチャンスメーク、フィジカルの強いバロッテリが決める形が見事にはまり、決勝まで進んできた。
また、この2トップは常にDFの裏を狙う動きをするから、相手もサイドバックがうちに絞って3対2で対応せざるを得ないため、マークの受け渡しに混乱をきたしていた。
2トップへの配球もトップ下のキエリーボに加えて、ボランチのピルロやDFとして起用されたデ・ロッシが加担することで相手チームに的を絞らせなかった。
また、今大会のイタリアは守備専心のカテナチオ時代と違い、DFラインは高く、全体をコンパクトな布陣にして、FW2枚を孤立させないようにした。
決勝ではフィジカルコンディションの悪さも手伝って大敗したが、Gリーグでは同じスペイン相手に3-5-2のシステムで挑み、1-1の結果につなげた。

近年の欧州サッカーはどうしたらスペインのポセッションサッカーを打ち破れるかをテーマにしてきた。
ひとつの回答としては、モウリーニョやディ・マッティオの採ったアンチフットボール方式。
全体にラインを下げ、サイドは捨てて中央を固めて守り、カウンターかセットプレーで仕留めるやり方だ。
今大会では、スペイン相手に同じ戦術をとる国はなかったから、2トップのイタリアに新しい可能性を期待したのだが・・・

アンチフットボール方式以外の対スペイン戦術は今後も課題として残ったが、注目すべきポイントは絞られた。
それこそが、「トップを狙え!」だ。

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