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Anfieldに差し込む一条の光~King Kenny is back [海外サッカー]

終わってみれば、3-1。

今季FAカップも含めて2敗しているプレミア首位にホームで土をつけたレッズ。
YNWAを歌うサポーターの顔がいつになく、晴れ晴れしている。ホジソン監督のときと違い、試合中も10分に1回チャントが響いた。「チャ、チャ、チャ、ダルグリッシュ」と。


2011年3月6日(日)リバプールFC対マンチェスターユナイテッドの試合をAnfieldで観戦してきた。

ケニー・ダルグリッシュ59歳、スコットランド生まれ。選手として、レッズで優勝8回、監督として6回。
まさに、Legend中のLegend。現場を離れて10年、サポーターの熱烈な声に応えて、1月末に監督として復帰、その後は1敗しただけで、順位もボトム3から6位まで上げてきた。



戦術的には、ホジソン時代と違い、DFラインを高く保ち、選手間の距離を短くして、ショートパス中心に相手ゴールに迫るやりかたに変更。サイドの大外から、相手DFの待ち構えるペナルティエリアにクロスの放り込み、不調のトーレスに得点のすべてを負わせる攻めから大きく転換した。

特に、この試合で目立ったのは、スアレスが見せたゴールエリアに斜めに突き進むドリブル。
3点のうち、2点はそのこぼれ球をカイトが押し込んだもの。
彼のプレーを観ていると、80年代にプラティと一緒にフランス代表で活躍したロシュトーというウイングに似ていると思った。当時のあだ名が「うなぎ」、するするとDFの間を抜いてゆくスタイルだ。


それに、相手を上回る気迫・ギャラが―が後半に、ナニに見舞ったタックルは通常なら一発退場だと思うが、それも含めてチーム全体で、強豪に立ち向かうハートが全員にシンクロしていた。
あのタックルで、熱くなりすぎたラファエルや、ルーニ―に代表される不思議に冷静すぎたメンバーなどマンUのチームには温度差があった。

さらには、ケニーに監督が代わってから、ケリー等ユース育ちの若い選手を登用し始めている。
これは、ベニテスやホジソンの結果のために切り捨ててきた選手起用を見直してものだ。
気のせいか、ジェラードの動きにも切れが戻ったようだった。


サポーターにとっては、うれしい限りだろう。


Anfieldは、試合途中から晴天に恵まれ、明るい光がピッチを照らしていた。
あたかも、レッズの未来のように。



 
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レスター阿部勇樹の苦闘~遠のくプレミア昇格 [海外サッカー]

阿部勇樹選手が、浦和レッズからLeicter City FCに移籍して半年。ときどき、日本のメディアにも、その動向が載るが、日本のメディアは「点をとったとか、アシストしたとかの攻撃の観点ばかり」。はたして、本当のところはどうなのかを観戦してきた。

Match dayプログラムには、本日の試合でAWAYのレスターの要注意選手の紹介がでるのだが、阿部の文字はない。この試合の前2試合では、先発を外れ、途中出場にとどまっていた2011年3月5日(土)QPRホームでのレスターの試合、ロンドン市内にあるQPRスタジアムは18千人のフルハウス

この試合の前では、QPRはChampionshipリーグのダントツ首位.
ここで、簡単にプレミアへの昇格条件を説明すると、Champion Shipリーグの1位と2位は自動昇格。
3位から6位までが、3つめの椅子をかけてプレーオフをH&Aで行う。
で、この時点で首位のQPRの勝ち点67、レスターが52、6位のLeedsが54。つまり、首位には15ポイントと遠いが、プレーオフ圏内の6位は、もう目の前の状態。 パウロ・ソーザが解任された昨年10月時点では、同じリーグのボトム3にいたことを考えると、エリクソン監督になってからよくここまで盛り返してきたといえる。 阿部の役割は、南アフリカW杯と同じ中盤のアンカー。レスターが変則3バックを採用して、DF間が横に間延びするために、そのギャップを埋めながら敵の攻撃を積む役割に徹している。 浦和や千葉の時代と決定的に違うのは、CKのときには上がらない。FKも蹴らない。また、味方ボールになっても彼を経由しての組み立てはしないということである。 正直、もったいないなと思った。もっとできるのに。 レスターのFWは、元イングランド代表のバッセルと、エバートンからのレンタルしてきたナイジェリアのヤクブ、
それとサイドMFの突破力に頼るもの。DFから短いパスをつなぐやり方はとらないから、攻撃と守備の一体感が少ない。ここを埋める役目をエリクソンは阿部に求めているのだろう。 試合は、レスターがトップ2人の突破力で優勢に試合を進めて、勝ち点1をとりそうだった88分。 カウンターからスルーパス1本で、FWミラーに突破を許し、失点。1-0で、勝ち点がするりと逃げていった。 この場面の少し前に、レスターの12番DFが足を痛めて交代したいそぶりを見せていたこと、直前に阿部と位置取りに関して言い合っていたことから、阿部のカバーも追いつかなかった。 6位のLeedsがかったため、プレーオフ圏内とは勝ち点が5に広がり、残り、7試合で追いつくには厳しくなった。 abe.JPG ちなみに、翌日のDaily mailによる採点では、7。 レスターの中では、大半が6点と平均点の中、もっとも高い点数を得ていた一人であった。 阿部ちゃんの現地での評価は決して低くない しかし、ジェフや日本代表でオシムから受けた薫陶を考えれば、まだまだできる。 エリクソン監督よ、プレミア昇格を狙うなら、阿部の役割を考え直せ!

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オランイェにレッドカードを~2010南アフリカW杯決勝をみて [海外サッカー]

37年前、当時高校生だった私は、友人と夜を徹して議論をした。「はたして、西ドイツがオランダを下して優勝したことはサッカー界にとってよかったのか」について。

1974年西ドイツW杯は、ヨハン・クライフ率いるオランダがトータルフットボールの概念を引っ提げて大暴れした大会だった。前回優勝のブラジルをも破り、戴冠まであと一つというところで、ベッケンバウアー率いる西ドイツに1-2で敗れたのである。勝った西独よりも負けたオランダの印象が強かった大会である。

私「このサッカーは革命だ。無血革命には、オランダに勝利を与えるべきだ」
友人A「この勝利は、サッカーの歴史の差がもたらしたもの。だから、西ドイツの勝利は当然だ。」
友人B「オランダが勝利したら、汚い反則を子供たちが真似する。だから、負けたほうがよかった」
といった具合だった。

確か、37年前の大会は、史上初めてイエローカードとレッドカードが導入された大会だった。
審判の基準も確立しておらず、カードの数も少なかったと記憶している。従って、ニースケンスやシュルビア、レイスベルヘンたちの相手選手の足を狙ったタックルもさほど警告されてはいなかったが、こども心に、何か違和感を覚えたものがあった。友人の意見はまさしくその点を突くものであったが、それよりもDFが相手ペナルティエリアの周辺でシュートをするような流動的な戦術、集中守備、オフサイドトラップ等に幻惑されていて、聞く耳をもたなかった。

そして、南アフリカ大会のオランダ対スペインをTV観戦して、この話を思い出した。

前半20分くらいだったか、オランダのボランチ、デヨングが、スペインのシャビ・アロンソの胸に右足飛び蹴り。
おそらくは、主審のハワード・ウエッブさんの配慮で(この時点で10対11にしたら試合をぶち壊す)レッドではなく、イエローカードで止まった。

ファンボメルは、タッチライン際で、相手の足ごとかっぱらうようなタックルを見舞う。
CB二人は、スピードのなさを体当たりで補っていた。
あげくは、主審に文句を言う。あたかも、よく見ろと言わんばかりに。
試合終了の笛の後も、それは変わらなかった。
オランダだけでレッドが1枚、イエローが9枚と決勝らしからぬダーティさであった。
激しさと汚さは違う。それをわかっていて、あえて掟破りをしているようにみえた。

やはり、オランダが優勝するには資格がないとサッカーの神様が決めたのだろう。
決勝点は、いくたもの汚いタックルを受けても自分を見失わなかったイニエスタが決めた。

37年後に初めて、友人の意見が正しかったことに気付いた。
オレンジ軍団よ!君たちには勝つ資格がなかった

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09-10UEFA CL決勝~インテルと矢吹丈 [海外サッカー]

 サンチャゴ・ベルナベウの4階席から試合展開を見ながら、思った。
/インテルカウンターの怖さは、尋常ではないなと。まるで、漫画「あしたのジョー」の矢吹丈のクロスカウンターが相手を恐怖のドン底に陥れるように・・・・
攻撃すればするほど、いつ、鋭いカウンターに見舞われるかとの恐怖感が増す。だから、前がかりになれずに、攻撃に厚みがでない。
ボール支配率は6割方バイエルンだが、ペナルティエリアの中で勝負ができない。
ボールは、インテルが2ラインで守るブロックの前を横切るばかり。
絶好調のロッペンには、キブとカンビアッソがダブルマークで突破を許さない

08-09CLはバルセロナの攻撃サッカーが戴冠、今年はインテルの守ってカウンターのサッカーが栄誉に輝いた。来年以降のCLでは、このカウンター対策をどうするのかがテーマになるのだろう。

矢吹丈のトリプルクロスを破ったのは、あっと驚く力石徹のアッパーカットだったが、その発想をどのチームが見出すのだろうか?にほんブログ村 サッカーブログ
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D・MoyesとA・Mcleishの両監督からみえること [海外サッカー]

 今期のプレミアでビッグ4を除いて健闘している中位のチームがある。David moyes
率いるエバートンとAlex Mcleish
率いるバーミンガムシティFCだ。現在7位と8位につけており、ともにヨーロッパリーグを狙える位置にある。特にバーミンガムは今年、下位リーグから昇格したばかり。
二人には共通点がある。
モイーズ(1963年生まれ)とマクリーシュ(1959年生まれ)はともにスコットランド人。
ビッグネームはいないが、パスをつなぐ組織的戦い方でここまでよい位置をキープしてきた。
監督の采配が賞賛されている。

2010年3月13日(土)この両チームがバーミンガムのホームSt.Andrews Groundで激突する試合を観てきた。


試合は、前半、ホームのバーミンガムがまるで寝ているよかのように、リズムが悪く、前半20分過ぎまでにエバートンに2点を先行される。DFからのフィードがFWの動きと合わずに、せっかくマイボールにしてもすぐ敵方に渡してしまって攻められる悪循環。次期イングランド代表GKの呼び声高いジョー・ハートが2回、3回とセーブのために泳ぐ。
しかし、それもつかの間、サイドを突破されて押し込まれて連続失点。

後半は、監督の指示があったのか、FW2人ジェロームとベニテスがサイドに開くのではなく、中央よりに位置し、後方からのボールを引き出しやすくした。これで、楔のパスが入るようになり、ボランチのB・ファーガソンとボーヤーの動きにさえがみえ、配球がうまくゆくようになった。
 そして、後半26分、後方からのボールをジェロームがたくみにコースを変えて1点目のゴール。
怒涛の攻めを見せるバーミンガムは、52分ゴールキックを持ち込んだガードナーが左足でequalizerをゲット。
試合は、このまま痛み分け。

バーミンガムについては、29試合でここまでの総得点が30、これは20チーム中下から5番目。得失点差はマイナス1となっている。このことからもわかるように、堅守をベースに1-0で勝つ試合を得意としてきた。
その中心は、マンCからのレンタルであるがGKジョー・ハートとDFおよびボランチのファーガソンだろう。
もうひとつの特徴は、試合によってメンバーをあまり変えないということ。
選手層が厚くないとはいえ、マイボールをつないでゴールまでという戦術も浸透しやすくなる。
マクリーシュは2007年に就任したのだが、直前はスコットランド代表監督。W杯予選で最終戦のイタリアにホームで敗れて久々の出場を逃しているが、その躍進は当時サッカー通の間で語り草になった。
2009年12月にはプレミアの月間優秀監督に選出されている。

エバートンは、バーミンガムよりも名の知れた選手が多い。日本にとって憎き豪州のケーヒルは中心選手だし、マンUのネビルの兄弟であるフィル・ネビル、フランスのサハ、スペインのアルテタ等国際色豊かなチームだ。
今回の試合は、10番をつけたアルテタがまるで80年代のトップ下よろしくボールを集めて攻撃を一身に率いていた。得点力は、プレミアで上から6位、失点は10位とどちらかといえば攻撃力が売りのチームだ。
攻撃も、短いパスやドリブルよりも、ミドルパスを左右のウイングに散らしてゴール前に運ぶ戦術を好んで使う。
ただし、このチームはイエローカードが25枚とリーグ最小を誇り、規律を重んじる監督の性格がでている。
モイーズは、2002年に就任し、プレミアの年間最優秀監督にも選出され、一時はマンUのファーガソン監督勇退の後釜として新聞をにぎわした。

ビッグ4のクラブのように、多額の移籍金と給料でビッグネームを呼ばなくとも、監督の戦術・采配で世界最高のリーグの中位に入れることは実に興味深い。


日本のサッカー紙・誌では、ファーガソンやベニテスの動向などは知れるが、こうしたチーム作りと戦術に長けた隠れた名監督のインタビューなどみたことがない。こういう監督の話を聞くことで、日本代表の監督選びの参考になるのではないかな?
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プレミアリーグが泣いている!Anfieldを返せ [海外サッカー]

 リバプールの目抜き通りでみつけたポスターである。かなり大きい。
「借金まみれの嘘つきカウボーイ」と訳そうか。
さらには、右隅に「ビル・シャンクリー魂を忘れるな」とある。
この広告はLiverpool FCのサポーターが作った組合によるものらしい。


プレミアリーグの全クラブの負債合計は5,730億円。そのうち、リバプール、マンUを含むビッグ4は約1/3を閉める。リバプールFCも負債が500億円を超えるとされる。補強もままならないほどであることは、今期のチーム成績を見れば一目瞭然だ。シャビ・アロンソをレアルに放出した穴が埋まらぬまま、リーグでは5位に沈み、UEFA CLの出場権も逃すかもしれない。
ここも、2007年にアメリカ人トム・ヒックスとジョージ・ジレットがクラブを買収してからおかしくなってきている。
(ポスターの左上のTom&Georgeは、彼らのこと)
Debt:クラブ買収当時の負債は60億円だったことを考えれば、かなりの増大である。
Lies:買収当初は、マンUと違って借金はないといっていたオーナー。
新しいスタジアムをStanley Parkに建設すると宣言したオーナー。が、実現のめどはたっていない。

故ビル・シャンクリーは、リバプールの中興の祖と呼ばれ、さまざまなタイトルを手中にしてクラブを一躍名門の仲間入りさせた人物である。

彼こそは、クラブをサポーターを心から大事にした監督なのである。


上の写真は、anfieldのピッチに抜ける廊下だ。彼は、This is Anfieldを必ず選手に見せ、選手をこう言って鼓舞したそうだ。「自分たちが誰のために戦っているのかを思い出せ」と。
しかし、今のクラブにはそうした魂をどこかに忘れてきたとサポーターは心配しているのだ。マンUのように、オーナー排斥キャンペーンまで発展していないが、ここでも、プレミアリーグは泣いている。サポーターも泣いている。

今年に入って、破綻した英国のクラブは、ポーツマス、クリスタルパレス。
確かに、チェルシーやマンCのようにアラブの王様にクラブを買い取ってもらって、この危機を乗り切る手もあるかもしれない。しかし、リーマンショック後の世界経済の不透明さを考えれば、抜本的な改革をするべき時期が到来したと考えるべきではないか。

何十億にも高騰した人件費、すなわち選手のサラリーと、ついに100億にも達した移籍金にクラブとしてのキャップを設ける。基本的には、入場料収入と放映権料、関連商品販売利益の収益の範囲内で人件費を支払うのが極めて自然な経営のはずなのだが・・・
ただし、これをプレミアだけでやっても、スペインその他国のリーグがしり抜けとなるのだから、UEFA全体で実施しなければならないだろう。
また、現在、財力と過去の犯罪歴の有無チェック等形式審査になっているプレミアのオーナーになる場合の基準の厳格化と、ソシオ制度を導入してのオーナー交代後のソシオによる信認投票も導入すべきだろう。

Football is not a matter of life and death. It's much more important than that.

プレミアリーグを泣かせてはならない。 サッカーを愛する者を泣かせてはならない

ビル・シャンクリーの叫ぶ声が私には聞こえる。

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ベッカムの帰還~Old Traffordよ永遠に [海外サッカー]

 スタジアムを埋め尽くした観衆は、そのときを待っていた。
背番号32がピッチに現れる瞬間を。そして、後半19分、そのときはやってきた。
デビット・ベッカムが敵側の交代選手としてピッチに登場した。2010年3月10日 UEFA CL決勝トーナメント1回戦、マンU対ACミラン

彼がawayチームの一員としてOld Traffordに帰ってくると聞いたときに、果たして観衆の反応はどうなるのだろうかと考えた。
マンUの黄金時代を支えた選手であるが、敵側の一員としてブーイングのひとつでも浴びるのではないと。

場内アナウンスでベッカムの交代が告げられると、椅子がバチ、バチっと客の座っていない状態に戻る音がメインスタンドの一角で響いた。それが、ウエーブのように私の席まで迫ってくる。
スタンディングオベーションが始まったのだ。
あっという間に、それがスタジアム全体に広がり、隣の10歳くらいの少年も、70歳くらいの老人も手を叩いている。7万4千人による万雷の拍手が鳴り止まない。1分は続いただろうか。
2階席にはWelcom Backの横断幕も現れた。

ベッカムがピッチに入ると、目頭を押さえたように見えた。

ピッチに入るや、いつものように右サイドでボールを受け、クロスを送り込む。
ゴール前25mから浮き球を右足でボレーシュート。さしものファンデルサールもパンチングで逃げるのが精一杯。
また、DFとGKの間のほんのわずかな空間に低い高速クロスを入れる。
あと何センチでインザーギの足が届かない。
こうしたプレーのたびに、AWAYチームの選手なのにマンUIサポから拍手が沸き起こった。

交代した時点で既に3-0と試合の行方は決していたが、観客は待っていた。7年ぶりの王子の帰還を。


試合終了後、ピッチの中央で一人、自分の頭上で手を叩いてスタジアム全体に挨拶するベッカム。
またも、暖かい拍手が鳴り響く。
そして、彼に渡された黄色と緑色のマフラーを首に巻いた瞬間、スタジアムの興奮が最高潮に達した。
その姿は、まるで「俺の魂はみんなと共にここにある」といわんばかりであった。


サッカー選手として、ここまで地元に愛される選手はそうはいない。
ベッカムこそは世界一の幸せ者かもしれない。
Welcome home! Beckam

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プレミアリーグが泣いている!Old traffordの怒り [海外サッカー]

 CLのAC Milan戦で、トラムの駅からOld Traffordに向かう途中にあったマンUグッズを販売する店の売り子と会話をかわした。
彼は、黄色緑色のマンUマフラーを手に、Gold&Greenキャンペーンについて丁寧に説明してくれた。
マンUの前身がニュートン・ヒースFCで、それはマンチェスターの鉄道員のためのクラブであったこと。そのチームカラーが金色と緑色であったこと。
現オーナーのアメリカ人、Glazer一族がマンUを買収してから、クラブの負債は膨れる一方であること。
Old Traffordで観客がこのマフラーを打ち振るのは、もう一度原点に立ち返ってマンUのクラブの経営を取り戻すためであること。
そして、最後に眉間に皺を寄せてつぶやいた。 "We hate Glazers"

 話は2005年にさかのぼる。
アメリカのNFLタンパベイのオーナーであるGlazer一族が、突如マンUの買収を発表した。資金は、金融機関からの巨額の借り入れに頼った。それ以降、クラブの負債は膨らむばかり、毎年の利払いだけでも100億円以上。そして、負債の合計はついに1000億円を超えることとなった。
先日、プレミア初の破綻クラブとなったポーツマスの負債が90億円だったことを考えれば、とてつもない金額だとわかる。

問題は、Glazerの買収が何の目的だったかである。
サッカーを愛し、クラブをよくしたいと願うなら、なぜ、オーナーは滅多にOld Traffordに姿をみせないのか?
買収後の一連の仕振(大型補強をするでもなく、財政改善の策をうつでもなく)をみて、地元のサポーターに、これは単なる投資としての買収であったと疑念を抱かれても仕方なかろう。

幸いにも、チームは、名伯楽アレックス・ファーガソンに率いられて、プレミア3連覇を達成している。しかし、70歳近い高齢を考えれば、クラブの将来に自信が持てないだろう。
最悪、新監督のもと、プレミアはもとより、UEFA CLの出場権も逃せば、収入は激減する。それこそ、ポーツマスの二の舞になりかねない。

そんな不安感が、サポーターをGold&Greenキャンペーンに追いやったのではないか。

AC MILANとの試合では、スタンドの9割の人が、赤と白ではなく、黄と緑のマフラーを打ち振っていた。
"Love United, Hate Glazer”のチャントは鳴り止まなかった。

場内のキャンペーンが最高潮に達したのは、ベッカムが試合後にピッチでスタンドに手を振って帰ろうとしたときだった。サポーターから渡された黄と緑のマフラーを首に巻いた瞬間、どよめきの後、7万4千の割れんばかりの拍手がOld Traffordを包み込んだ。

珍しく観戦に来ていたGlazer氏の目にはどのように映っただろうか。


プレミアリーグが泣いている、サポーターも泣いている[もうやだ~(悲しい顔)]

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朴 智星 的生き方~UEFA CLマンU対ACミラン戦から [海外サッカー]

 OLD TRAFFORDの座席からは、彼の動きが実によくわかった。
攻撃のときはONE TOPのルーニーの背後からゴール前に飛び出す。
また、2列目でダイアゴナルランを繰り返して味方にスペースを作り出す。味方からボールを引き出す。
はたまた、相手ボールになるや敵の攻撃の要であるピルロのマンマークに徹して、敵陣から味方ゴール前まで労を惜しまずに走る。
マンチェスターユナイテッドのFWである、朴智星のことである。
2010年3月10日UEFA CLベスト16のAC MILAN戦でのことだ。

 ルーニーもスコールズも他のメンバーも彼に安心してボールを預けるのも頷ける気がする。
この試合はベッカムの帰還とルーニーの2得点が話題になっているが、影の功労者は朴だと思った。
AC MILANのロナウジーニョが、前半開始早々、対面のG・ネビルのタックルを受けてもんどりうってから、すっかり鳴りを潜めてしまった。そして、MILANの攻撃のもうひとつの柱であったピルロを朴が完封したことが4-0の勝因だろう。

彼は数年前にヒディングが監督をしていたPSVからマンUに引き抜かれたものだが、
コリアンマネー目当ての移籍ではなく、そのトップ下としてのプレーがマンUに必要として判断されたのだろう。
それまでは、マンUのフォーメーションは4-4-2のフラット形で、トップ下は明確には置いていなかった。
ベッカムでさえも、当時は右サイド、C・ロナウドもサイドの人である。
そのコンセプトを変えてまで、ファーガソンが朴をスカウトしたのは、その才能に加えて適応性なるが故ではなかったか。

そして、見事にそれを開花させた朴。
すばらしきは彼のサッカー人生なかりけり。

朴は試合中に味方と会話を交わしていることはまずない。つまり、英語を解せずともお互いのプレーが分かり合っているということだ。
多くが、商売目当てだったり、言葉や家族の問題で、欧州のチームに溶け込めずに帰国することとなる日本人プレーヤーとは明らかに生き方が異なる。

背丈はそれほどでもないのに、プレミアでここまでやれるのは、筋力が鋼のようだからかもしれない。
ボールを持った瞬間に、ドリブルで5m,10m前身するときの加速が早い。あっという間に敵プレーヤーを置き去りにして、数的優位を作り出す。筋肉系の負傷が多いことも、それを連想させる。

この日の3点目は、2列目からの飛び出しで右角度のないところから、逆サイドのネットにシュートをねじ込んだ。
並みのプレーヤーならマイナスに戻して味方に打たせようとしそうだが、ゴールへの執念も見事だ。
いわば、がんばったことへのご褒美ではなかったか。


いつか彼に会えたら、言ってあげたい。
「私は日本人だが、あなたはアジア人の誇りです」と

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二人のシャビ~09エルクラシコ観戦記3 [海外サッカー]

 今日対戦した2チームにはシャビの名前を持つプレーヤーが2人いる。レアルのシャビ・アロンソ(28歳)とバルサのシャビ・ヘルナンデス(29歳)だ。ちなみに、2人に親戚関係にはない。

勝負の行方やロナウドやカカのスター選手の動向もさることながら、この2人が実は両チームの心臓ではないかと注視した。
アロンソのポジションは、4-4-2の2ボランチの一角。一方、ヘルナンデスは4-3-3の右MFとなっていて、試合中も2人のマッチアップはいたるところで見られた。

アロンソの特徴は、パスの受けどころに狙いを定めたインターセプトと取ってからの左右へのミドル、ロングパスによる展開。これはスペインリーグでも、他に類を見ないプレースタイルだ。おそらくは、レアル・ソシエダからリバプールに移籍してUEFA CLのタイトルを獲得する過程で身に着けた技だろう。

そして、ヘルナンデスはコマネズミのように動き、ショートパスでメッシ、イニエスタとのパス交換、最後はゴール前にまで飛び出す動きが特徴だ。パスしたあとに必ず2~3mポジションをずらして、パスの受け場所を確保している。また、後ろからのパスには、体を半身にしてトラップしているから、簡単に攻めに転じられる。
こちらも昨年のUEFA CL獲得に大きく貢献したことは記憶に新しい。
古くは、小野伸二たちが世界ユースで準優勝したときの決勝の相手スペインにいた。当時は、日本のGKの反則からのFKを直接決めた憎いやつではあるが、バルサのカンテラから順調に育ってきて今が旬である。


この試合の決勝点はD・アウべスからズラタンへのアーリークロスから生まれたことは書いた。そこに、直接この2人は関わっていない。だが、この2人の優劣が勝敗を決したと私は思う。
最後まで疲れ知らぬ動きを続けたヘルナンデスに対して、試合後半、ややプレスが甘くなったアロンソ。
そこをバルサが突いてきた結果が1点となったのではないか。

いずれにせよ、この2人が現代のサッカーにおける代表的なMFであることに変わりはない。

押しては引き、引いては押しの2人の動きは、まるでチェスの駒の動きのようだ。
この駒には最高の技術とハートが宿っているのだが・・・

私は、この2人のスペインの至宝に呼び名をつけてみた。
”ロングキル”のアロンソと”ショートキル”のヘルナンデス。

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