So-net無料ブログ作成

なでしこの未来はどっちだ [日本代表]

アメリカとの死闘の結果、銀メダルを獲得したなでしこジャパン。
試合自体は、互いに肩の力が抜けたせいか、オープンな打ち合いになったし、見応えもあった。
だが、結果は1点差の敗戦。
一部メディアでは「この試合に敗者はいない」と報じられたが、何が足りなかったのか。

アメリカの1点目を思い出してほしい。ボールがゴールから遠ざかって、止めても後ろにパスするしかないと思われた瞬間。モーガンは腰をグイッとひねって、何と180度以上の角度を逆にゴール前にクロスを入れた。
これを2列目からあがってきたロイドがヘッドでゴール。このシーンだ。
男子でも、ゴールライン際であの角度からゴール前にクロスを上げられる選手が何人いるか。

そして、2点目もロイド。日本陣内でドリブルを仕掛け、アタックに来ない日本選手をしり目にゴール前25mくらいからズドンと逆サイドのサイドネットに強烈なシュート。ほとんど、膝から下の振りだけでのシュートに、フィジカルの強さを感じた。

誰しもが気付いたことだが、個のアメリカに組織で対抗した日本。1対1では歯が立たないから、局面で2対1にして自由にさせない戦術だったが、ここまでフィジカルが強いと、それも限界があるのではと思われた。

対策の一つ目は個々のフィジカルの強化だ。

そのためには、これからの女子サッカーには、他のスポーツ分野からのセレクションで選手を選ぶことも必要になるのではないか。
たとえば、身長187cmのバレーの木村沙織がFWにいたらどうか。
あるいは、100m11秒台の福島選手がDFにいたらどうか。
テコンドーの日本代表にミドルシュートを教えたらどうか。
せっかく、ナショナルトレセン制度を作ったのだから、全国から選りすぐりのアスリートをサッカー選手に育成すればよい。

2つ目は、さらなる組織プレーの成熟だ。
敵チームもなでしこを研究していて、澤と阪口のところにプレスをかけて前を向かせないようにして、サイドの鮫島のところに追い込まれてボール奪取されていた。
逆に、それがフランス戦のセットプレーでの勝負、ブラジル戦のカウンター戦法につながったのであるが。

どちらの試合も、DFからの組み立てでMFにボールを預けた後、預けた選手が1mでの2mでも動いてサポートできれば、敵のプレスは破れたはず。このパスを出す、ポジションをずらす、またパスを受けるを繰り返せば、そこにはまさしくバルセロナのサッカーが展開されることになる。
米国戦後半、川澄を左サイドバックに下げて変則3バックをとていたが、近賀が川澄に短いパスを渡して、そのままの位置にいたため、敵の選手と重なり、川澄はパスの出しどころを失い、あやうくボールを奪われそうになっていた。こうした点が改善されて、ボールを保持して敵ゴールに迫れることになる。
ここまで高見に登るのかどうかだ。

なでしこの主力も30歳を迎えるにあたり、大幅な若返りと戦術の見直し、フィジカル強化なくしては、今回の銀メダルは記憶のかなたに消えてしまうだろう。

次期監督の問題と併せて、なでしこの未来はどっちなのだろう。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

ドイツが陥落した日~EURO2012準決勝 [海外サッカー]

今大会は、UEFAのプラティ二会長はじめ多くの人がドイツ対スペインの決勝対決を期待していた。
4年前、ウイーンのエルンスト・ハッぺルスタジアムで0-1ながら、スペインに完敗したドイツ。
その後、平均年齢24歳の若いチームは、レーブ監督に率いられ、経験を積んできた。そして、リベンジのチャンスを得たという筋書きだ。

死のグループも3戦全勝で乗り切り、16チーム中最も組織が熟成していると評価も高かった。

ドイツ対イタリア試合開始

ドイツの出足が遅い、特にマリオ・ゴメスは動けずボールが収まらない。
エジルも前の試合までの躍動感に欠ける、消えている時間が長い。
せっかくイタリアからボールを奪っても、2本目の縦へのパスがつながらない、あせっているのだろう。

どうも、イレブンのうち7名を占めるバイエルンミュンヘン勢に疲れが見える。
無理もない、5月の中旬までCLがあって、おまけに決勝があのような形で敗戦。
フィジカル的にも精神的にも疲弊していたのだろう。

加えて、GLが死の組に入ってしまった。3戦全勝とはいえ、決して楽に勝ったわけではない。
レーブがベスト16でFWを好調だったゴメスからクローぜ、ミューラーに変えたのは、その辺を考慮してのことではなかったか?
準々決勝からは中5日、一方のイタリアは中3日。本来なら、逆になるはずだが。


1点目、カッサーのが2人のDFをかわしてクロス、ドンピシャにバロッテリがヘッドでゴール。
ドイツが取り返そうと前掛かりになったところを、中盤からバロッテリにロングパス。
うまく裏をとった”スーパーマリオ”バロッテリは、これを豪快に蹴りこんだ。

ハイプレスからのカウンターの精度で上回ったイタリアが終了間際のプレゼントのような相手PKだけの1点に抑えて試合終了のホイッスル。


今大会のドイツは、ここまで”卒なく”勝ってきた。爆発力はみれないが、全員が攻守に連動して動く。
思えば、大会前から前評判が高すぎた。
レーブ体制になって初めての大舞台EURO2008では、がむしゃらさ、ひたむきさが目立った。
特に準決勝のトルコ戦などノーガードの打ち合いも辞さず、チャレンジャーでぶつかっていった。
だが、今大会はそうした強引さや相手に襲いかかるような荒々しさを感じなかった。
どうも、イレブンになんとなく、決勝でスペインに当たるまでは力をセーブしようという思いはなかったか。
ピークを決勝に合わせていたでもなかろうに。

ゴメスが好調なのにギリシャ戦の先発をはずれたとき、彼に納得のいく説明はあったのだろうか?
対象的に、スペインはトーレスが途中出場ばかりながら3点で得手王。決勝で彼が得点を決めた直後、ベンチから控え選手もでてきて抱きついていた。まさしく、チーム一丸の象徴だ。
だが、ドイツには・・・

1998年のW杯でマテウスなどベテランを多用しUNDER38と揶揄されて敗退してから、クリンスマン→レーブが若手でスピードも技術もある選手を集め強化してきた。
その方向に誤りはない。そして、ドイツ国内でも、反対から賛同の声が増えていた。
これが、モチベーションをそいだのではないか。
まだ、チャンピオンではないのに、もう頂きに達せると勘違いしたとしたら?
あるいは、負けることが怖くなって一歩の足がでなかった?

驕れる者久しからず。
2012年6月28日、ドイツが陥落した日、

再び這い上がってきてほしい。頂きを目指して。皆がドイツのような魅力あふれるチームを待っている。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

ポーランドで一番有名な日本のサッカー選手は? [海外サッカー]

クラクフで、メレックスカーに乗って市内観光していたときに、ドライバー兼ガイドから聞かれたのが、表題の質問。


当然「カガワ」と答えたら、NOと言われ、

まさか「NAKATA?」

これもNO。

正解は「TSUBASA」だって。

ツ、ツ、ツバサ??

もしかして?大空 翼のことか。

彼が言うには、ポーランドはベルリンの壁が崩れるまではソ連のTVが2chあっただけ。
どちらも、いわゆる政府のやらせ番組ばかりだった。
そこに、1989年以降西側からいろいろなTV番組がはいってきたのだが、一番子供たちに受けたのが日本のアニメ。
その中でも、もともと国民的スポーツのサッカーをテーマにした「キャプテン翼」は男女問わず、絶大な人気を誇ったらしい。
ガイドいわく、ポーランドで翼を知らないやつはモグリだって。

昔、ロナウジ―ニョやバルサの選手がキャプテン翼のファンだって聞いたことはあったが、いざ自分で見聞してみると、その偉大さがわかる。

日本代表より早く世界を制しましたね。高橋先生。



人気ブログランキングへ
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

トップを狙え!~EURO2012 に見る新戦術 [海外サッカー]

 スペイン4-イタリア0、EURO決勝史上最大の点差をつけてスペインの連覇に終わった今大会。
はでな撃ち合いよりも慎重な戦い方を選ぶチームが多かった大会だったが、戦術的な話題としてはFWの枚数の話に行き着く。
ここ数年の欧州サッカー界の流行は、屈強なワントップにボールを預けて得点を狙う形だった。しかし、スペインの零トップを採用し、イタリアが2トップに王政復古したことで、改めてトップの枚数に注目が集まった。


スペインは、ビジャの負傷による不参加、トーレスの不調によるお家の事情によるものだったとはいえ、零トップを実にうまく使いこなした。
零トップの前提には、2列目から飛び出せるMFがいること、大外からのクロスではなく、PA深くまで切り込めるドリブルの名手がいることがある。
スペインにはそのどれもが当てはまった。
決勝の1点目などはその典型だろう。
セすくがイタリアDFの裏に飛び出し、イニエスタがそこにスルーパス。パスを受けた後、斜めにゴールライン際までドリブルで切れ込み、マイナスのクロス。ダ・シルバがニアに走りこんでヘッドでゴール。至近距離からの強烈なシュートに、さすがのブッフォンもどうしようもなかった。

対するイタリアは、バロッテリ、カッサーノの2トップ。
技巧派のカッサーノが左右に流れてチャンスメーク、フィジカルの強いバロッテリが決める形が見事にはまり、決勝まで進んできた。
また、この2トップは常にDFの裏を狙う動きをするから、相手もサイドバックがうちに絞って3対2で対応せざるを得ないため、マークの受け渡しに混乱をきたしていた。
2トップへの配球もトップ下のキエリーボに加えて、ボランチのピルロやDFとして起用されたデ・ロッシが加担することで相手チームに的を絞らせなかった。
また、今大会のイタリアは守備専心のカテナチオ時代と違い、DFラインは高く、全体をコンパクトな布陣にして、FW2枚を孤立させないようにした。
決勝ではフィジカルコンディションの悪さも手伝って大敗したが、Gリーグでは同じスペイン相手に3-5-2のシステムで挑み、1-1の結果につなげた。

近年の欧州サッカーはどうしたらスペインのポセッションサッカーを打ち破れるかをテーマにしてきた。
ひとつの回答としては、モウリーニョやディ・マッティオの採ったアンチフットボール方式。
全体にラインを下げ、サイドは捨てて中央を固めて守り、カウンターかセットプレーで仕留めるやり方だ。
今大会では、スペイン相手に同じ戦術をとる国はなかったから、2トップのイタリアに新しい可能性を期待したのだが・・・

アンチフットボール方式以外の対スペイン戦術は今後も課題として残ったが、注目すべきポイントは絞られた。
それこそが、「トップを狙え!」だ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

最高のバナー“Not in my lifetime” ~マンC優勝 [海外サッカー]

 そのバナーは、ロスタイム終了後、ピッチに乱入してきたサポーターの一人によってTV画面に登場した。
「Not in my lifetime」
省略せずに書くなら、I never imagined my team would win the Premiere League in my lifetime.となるのだろう。
「自分の生きている間に、我がマンチェスター・シティがプレミアで優勝することなど無いと思っていた」と訳せるか。

プレミアの放送中にスタンドのバナーが移されることは多々あるが、これほどまでに、その場の劇的な勝利について、言いえて妙のものにはついぞお目にかからなかった。

勝利しか優勝の望みがないのに、90分が終了して1-2とAWAYのQPRにまさかのリードを許す。
しかも、相手は10人だ。自陣PA内に閉じこもって、守るしかない状態。
だが、シティは攻めあぐねた。

ジェコ、バロッテリを投入して上から下から怒涛の攻め。

ロスタイム、何本目かのCKをダシルバがけると、ゴール前、ワンフェイクいれて飛び上がったジェコにドンピシャリ、これで1点差。

さらに、もうあと1分でロスタイムも終わるかというところ、ゴール前の混戦からアグエロが絶妙の持ち出し二あにズドン。

TVカメラが揺れる。画面がぶれる。スタンドが揺れた。
そして、コーナーフラッグ付近に歓喜の輪ができた。
こんな試合をTVとはいえ見れるのは、まさしくNot in my lifetimeだ。


試合後の優勝セレモニーでシティのレジェンドが登場したが、懐かしい顔をみつけた
ジョー・コリガンに続いて、何とトニー・ブックがいたのだ。
1976年5月にシティが来日して、まだアマチュアだった日本代表と親善試合をやったときの監督。
当時38歳だったから、もう70くらいか。
なぜ、覚えているかといえば、その試合の残り5分で監督自ら選手交代してピッチにでてきたからだ。
ずいぶんと、当時の日本代表もなめられたものだと覚えている。ちなみに、日本には永井・奥寺・落合・大仁・清雲らがいたのだが、試合は主力のデニス・チュアートらの得点で、シティの3-0完勝。

聞けば、シティがタイトルをとるのは44年ぶりとか。



昨年のなでしこのW杯優勝時に同じ思いを馳せた日本人も多かったのではないか。
いつ、日本の男子チームに対して「Not in my lifetime」と叫べる日がくるのだろう。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

2012ロンドン五輪最終予選バーレーン戦~Oneトップの罠 [日本代表]

試合開始直後の日本の布陣をみて、おやっと思った。
FWは大津のOne トップで、MFに左から原口、東、清武と並んでいた。
今回の予選で召集できた2試合では大津は、サイドMFでボールに多く触ることでチャンスメークしていたことからすると「?」が頭に浮かんだ。
2012年3月14日国立競技場。

案の定、後方からの楔のパスが大津に収まらない。大津自身は、手を挙げて必死にボールを呼び込み、DFの裏にフリーランを何度も見せていた。しかし、肝心なところで、相手DFの圧力で自身のトラップが流れたり、裏を取れる場面で味方のパスがでてこなかったりとかみ合っていなかった。
ボールがFWに収まらないから、MFも飛び出せない。
こうして、前の方の選手の動きが減少していった結果、せっかくボールを奪っても、MFがパスの出しどころに窮して、横や後ろにゆっくりとボールを回すシーンが増えていった。
前半を観る限り、Oneトップが機能しているとは言い難い状態であった。

なにやら、先般のフル代表。ウズベキスタン戦の録画テープを観るようであった。

震度5の地震の起きた後半10分過ぎになると、バーレーンの動きがやや鈍ってきたのか、日本のワンタッチ、ツータッチのパスがようやく回りだす。
ピッチをワイドに使ったパス回しにより、サイドでも左の比嘉、右の酒井のポジションが高くなってきて、攻撃参加の回数が目立ち始める。

そして、電光石火の1点目がネットを揺らした。
原口が比嘉とのパス交換から左PA奥深くに切れ込み、マイナスにクロス。
3列目から扇原が長躯して、利き足と逆の右インサイドでジャストミート。
見事にネットを揺らして、日本に歓喜の輪ができた。

日本の攻勢が続く中、同様な形で、今度はMF東が左PA奥に切れ込み、DFとGKの間に高速クロスを放つ。大津がDFともつれてつぶれ、ボールは右サイドに。
ここに清武が2列目~飛び出してきて、インステップでズドン。
再び、ネットが揺れた。

こうして日本の5大会連続の五輪出場が決まったのだが、改めてOneトップは今後の戦術も選択肢に入るのかと考えさせられた試合内容だった。

現在、欧州のクラブチームでもFWはOneトップ、サイドMFに快速ウイングタイプか技巧派タイプを配するのが主流になっている。
しかし、OneトップのFWにボールが収まらないと、チーム全体に前への推進力が失われ、攻撃が途端にトーンダウンしてしまうのはどこも同じだ。
Oneトップでは、ボールの受け手は1人。相手DFも的が絞りやすいため、FWがよほど屈強なタイプでない限り務まらない。これがいわゆるOneトップの罠である。
日本のフル代表でもOneトップの人選に苦しんでいる。ハーフナー、李、前田と誰も決め手に欠ける。
U-23にも指宿という隠し玉があるが、チームにフィットするかは未知数だ。
一方、本戦出場の強豪国には、屈強なDFが並ぶだろう。

それなら、いっそのこと、一時期ローマFCでスパレッティ監督が成功した零トップを採用してはどうなのか?
MFに6人並べて、ショートパス主体で2列目から奔放な飛び出しを攻撃の軸とする。
さらに、サイドDFのオーバーラップで厚みを加える。
U-23のメンバーのスキル、ストロングポイントを考えると、ベストの戦術に思えるのだが・・・

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

祝!バロンドール受賞 澤 穂希~皆の思いを胸に [日本代表]

 アメリカの先制点で、あまりのフィジカルの差に度肝を抜かれ、ワンバックの勝ち越しゴールに打ちひしがれた。
翌朝の新聞の「感動をありがとう」というマスコミの常套手段である幕引き見出しが目に浮かんだ。

そして、延長後半の澤の「オオワシの翼」による同点ゴールの後は、TV画面が涙で滲んで見えなくなった。

 まるで、ジェットコースターのような120分間の戦い。

あきらめるな、顔を上げろ、前を向け。
澤のプレーの一つ一つにメッセージが込められていた。
東日本大震災で傷ついた日本国民にどれだけ勇気、元気を与えてくれたか。


あの暑い夏の日から はや半年。
そして、2012年1月9日、ついに日本人がバロンドールを受賞するのを目の当たりにする幸運に出くわした。
W杯MVPおよび得点王のだ。

いや、前言訂正。「幸運」ではなく、「彼女が自分の夢を成就させた場面」が正しい。
彼女によれば、夢は願うものではなく、叶えるもの。
サッカーの神様が、人生のすべてをかけて夢をかなえようとする澤に微笑みかけたのだろう。

FIFA本部で行われた2011バロンドールに残ったのは、ブラジルのマルタ、アメリカのワンバックと常連に加えて、日本からなでしこの澤が最終候補に残った。
ご存じない方のために説明すると、この賞は日本のプロ野球オールスターやAKB48の総選挙と違い、自国のファンが投票するのではない。各国の代表監督と主将および世界のサッカー記者が、自国以外の選手に投票しして受賞者を決めるのである。従って、情実とか組織票の入りこむ余地はなく、相手からいかに恐れられ、いかにリスペクトされたかが判断基準になる、まことに公正かつ価値のある世界最高のサッカー選手にふさわしい賞だ。

男子でいえば、メッシ、Cロナウド、古くはクライフ、ベッケンバウアー等が受賞している。
女子とはいえ、自分が生きている間に日本人が受賞する日がくるなんて・・・・



改めて、Comgratulations!Sawaだ。

トロフィーの重みは、今まで日本女子サッカーに携わった人たちの苦労の大きさと言ったコメントも澤らしい。

いまやFOOT!の解説者となった、初代女子サッカー監督の鈴木良平さんは、どのような思いでこの言葉を聞いたのだろう。
佐々木監督の帝京高校時代のチームメートで女子代表監督経験者の宮内聡さんはどこで、この報に接したのだろう。
女子サッカー創世記から続く実践女子大のOBチーム、パフの大原智子キャプテン(弊ブログ参照)は、どんな気持ちなのだろう。そして、そのチーム監督の大住良之さんは・・・
さまざまな女子サッカー関係者の熱い思いがこの受賞の背景にある。

これからは、もう、女子サッカーの広告塔になるのはやめて、おそらくキャリア最後の大舞台となるであろうロンドン五輪に向かって、体調を合わせてほしい。

今度は、日本国民があなたに勇気を与える番だ。

私には見える気がする、Wembleyの表彰台で澤が金メダルを胸にかけている姿が。


バロンドール2012.jpg


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

判官贔屓~2012年元旦 天皇杯決勝 [Jリーグ]

試合開始前のメンバー発表を見れば
FC東京の圧勝と思われるほどの差があった。石川、羽生、徳永、今野、森重等の新旧日本代表、U-23代表がずらりと並ぶFC東京に対して、京都では、せいぜい工藤浩平とJの有名外国人ドトゥラくらいしか名前を聞かないメンバーが並ぶ。

だが、サッカーの試合はやってみなければわからない。
先制点は、何と京都。

すぐ東京もキャプテン今野のヘッドで追いつくのだが、一進一退の攻め合いが続く。
全盛期を思わせるような東京の石川のダイナミックな走りと異次元の速さ。今野のカバーリングと森重の強さを併せ持つCB、ルーカスの決定力と、これでよくJ2に降格したのかという戦い方だった。

一方、京都はタッチライン際を中心に、ボール保持者に2人が角度をつけて5m程度の三角形にサポートに寄って、やわらかいタッチでボールを回す。
そして、その三角形に加わらなかった第四の選手がオープンスペースにフリーランして、そこに三角形からパスがでて敵ゴールに向かうというやり方。
まるで、フットサルのような戦術だ。

どこかで見た戦術だと思ったら、J1にいたころの甲府の戦い方に似ていることに気付いた。
それもそのはず、現京都の監督の大木さんは、日本代表で岡田さんのコーチに就任する前は甲府の監督だった。当時、甲府と対戦したジェフ千葉のオシム監督がこの戦術を観て感嘆した話は有名だ。

それでも、試合結果は2-4の敗戦。
何がたりなかったのか?

おそらくは、国立の芝が深かったこと以外にも、緩急のないパスの連続で相手が慣れてきて足にひっかけやすくなったこと。
ぺナエリア内での突破力・決定力が役者不足も手伝って、今一歩だったこと。

4バックから3バックへ、最後は2バックにしてまで攻めたため、DFの背後に空いた大きなスペースに石川やルーカスが容易に飛び込めたこと。などだろう。


パススピードのアップと、相手ボールになった瞬間からの守備の徹底が図れれば・・・

もしかすると、単なる判官贔屓にならずに、このサッカーが現在世界最強のバルセロナに通じるものになるのかも知れない。
ましてや、大木さんとコンビを組むのは、ジェフでオシム等の名将を欧州からつれてきた祖母井GMだ。

ここ数年は京都から目が離せなくなるだろう。

いい初夢を見させてもらった。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

大和”なでしこ”魂~2011女子ワールドカップ決勝を前に [日本代表]

 サッカージャーナリストである大住良之さんが女子サッカーについて語るのを聞いたことがある。
「男子選手は、限界の一歩手前で根を上げる。しかし、女子選手は、限界を破ってがんばってしまう。従って、試合後に全身痙攣をおこして、皆が20分も介抱しないと立ち上がれないこともある」

氏は、元サッカーマガジン編集長で現在は、NIKKEI.comにもサッカーコラムを持ち、そのわかりやすい文章が評判の方だが、実は、もうひとつの顔を持っている。あまり知られていないようだが、女子サッカーチーム「PAF」の監督を長年おやりになっているのだ。

その大住さんが、チームのキャプテン大原さんと一緒にトークしたときの話が前述のものだ。

澤キャプテン率いるなでしこジャパンが、決勝に進出するまでの戦いぶりを観て、この言葉を思い出した。

なでしこの戦術がバルサと類似しているとの指摘が多いが、実際は日本の男子代表の戦術を導入していることがわかる。チームの心臓部である澤と阪口のボランチを中心に2~3人による連動したプレスからのショートカウンター、オフサイドトラップ。ショートパス主体のポゼッション。ボールのないところでの第三の選手のフリーランニング等々。

ここまでの なでしこ の相手で、同様なプレスを絡めた組織的な守備をしていたチームは皆無。
なぜなら、これらの攻守一体のサッカーを実践するにはかなりの体力を要するからだ。

ベスト8でのドイツとの120分の死闘。
後半、下腹部を強打した澤が、ピッチに倒れこみ、悶絶する。だが、担架で外にだされて数分後には何気ない顔でピッチに戻った。
また、決勝点を挙げた丸山がアップになったときに、滝のように流れる汗と疲労で苦痛にゆがむ顔がTVに映った。
相手との体格差を考えれば、小柄ななでしこの選手が痛むのは必然か。

準決勝で自分のパスミスで失点してしまった澤が、後半、自らヘッドで得点をとってミスを帳消しにした精神的な強さを見せた。

彼女らは肉体的な苦痛を克服した。
決してあきらめず、最後まで戦うという精神力を見せた。
これぞ、なでしこの大和魂だろう。
だから、地元ドイツのファンでさえ、自国のチームが敗れても、なでしこに声援を送ってくれる。


頂点は、すぐそこだ。
ここまで来たのは、決勝で負けるためではないはず。
悔いを残さず、精一杯戦ってほしい。
もう一度、自分の限界を超える大和魂を見せてくれ。

その結果、たとえ、なでしこの選手がピッチに倒れこんでも、満員になるであろうスタンドの観客の誰も、あなたたちを見捨てたりはしないだろう。
そして、早朝からTVの前で観戦する日本のファンは、あなたたちと共にいる。


咲かせろ!なでしこの大輪。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

続・それでも恋するFCバルセロナ~10/11 UEFA CL決勝 [海外サッカー]

 試合翌日の現地新聞に載ったガリー・リネカーのコラムを紹介しよう。
「Previlege to watch Beauty and the Best
今、サッカー界は贈賄だ不正誘致だと煩わしい話題が多いが、今日の試合は、まさしくその解毒剤になった。この試合に連れてきた私の3人の息子たちには言ってきかせた。今宵、目の前でバルセロナにより開かれたFOOBALLの新しい歴史の一幕を決して忘れないようにと」

2011年5月28日土曜日、UKはロンドンのサッカーの聖地Wembleyで開催されたChampions league決勝、バルセロナ対マンチェスターユナイテッドの一戦である。

試合は、ご存じの通り、3-1(前半1-1)でバルセロナが2年前の決勝に続いて、同じ相手を完膚なきまでに破った。
マンUの先発メンバーが誤っていたとか、戦術が違うとかいう次元の問題ではなかったと思う。
TVシリーズStar Gate SG-1のジャック・オニール大佐の言葉を借りれば、「おい、カーター。なんでジャクソンは”高み”に登っちまったんだ!」となる。    
人間界にはバルセロナの展開するフットボールに勝てるフットボールを有するクラブは他には存在しないということだ。
それぐらいの差が両者の間にあったと思う。

中盤でプレスをかけられても、シャビ・イニエスタ・メッシがショートパス、ミドルパスを織り交ぜ、バイタルエリアから敵ゴールに迫る。
ポジションチェンジで作りだされるスペースに、すかさず第3のプレーヤーが走りこむ。
パスの速さは、シュート並みだ。
ゾーンでマークの受け渡しをするマンUは、最後は相手の動きに首を振るだけ。

まれに、この3人の動きを止めても、ぺナエリアの角に待つビジャ、ペドロがフリーになって、そこにスルーパスがでて、得点につながる。1点目と3点目がそれだ。
両方とも、マンUエブラのポジショニングのミスともいえるが、先にも述べたとおり、それ以上に、両者の格差が原因だったろう。

そこもつぶされたなら、最後にはメッシのスーパードリブルとヒザ下の鋭い振りで打ち抜くシュートが待っている。
それが2点目だ。

俗に、サッカーを語るときに、この選手は何歩目からトップスピードになるとかいうが、メッシは、1歩目からトップスピードになれる。
私の長いサッカー観戦歴で、同じ感覚のプレーヤーはヨハン・クライフだけだ。
そういえば、クライフの自伝に「美しく勝て」というのがあったっけ。

今シーズン、彼らが敗れたのはモウリーニョ率いるレアルの守備的サッカーのみ。
それは、相手の良さを消してカウンターで少ない好機を生かして勝つ、勝負偏重のフットボール。

皆さんにあえて問う。
どちらのサッカーに、フットボールの魅力を感じますか?
Beuty and the Bestですか、それともBeuty and the Beast(美女と野獣)ですか?

強すぎるが故に、こんな比較までしたくなってしまう。
だから、”それでも恋するFCバルセロナ”なんです。



フットボール万歳!!


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。